第28回
1期生 最終発表
これまで2年間学んだり議論した内容をもとに各自の取り組みが発表され、住まいをより良くするための多くの視点を学ばせていただきました。
簡単にそれぞれの発表順に内容を整理しますと、
1. 勝部建築 勝部さん
既存の無断熱平屋モデルハウスを高性能化し、耐震改修設計や温熱シミュレーションと実測を照らし合わせながら、パッシブ換気や地域素材まで含めて「地域に愛される家」を目指した発表。
2. RAYm’s 光山さん
新築住宅で、構造計画・断熱構成・床上/ロフトエアコンの計画を実装し、ガラリからの暖房だけでなく床面からの放熱や夏冬の空気の流れまで検証した発表。
3. MAAO 荒木さん
住宅だけでなく教会建築まで含めて、温熱・耐震・空調を実務に落とし込み、CFDシミュレーションによる床下エアコンの空気の流れの確認や住まい手への説明、運用までつなげていく実践の発表。
4. スタジオアネッロ 冨田さん
辻先生の環境デザインサポートツールを活用して、断熱仕様別の室温シミュレーションと建築コストの比較検証、壁掛けエアコンによる簡易全館空調の空調計画設計と実測フィードバックを設計に循環させていく取り組みの発表。
5. 正栄産業 山木さん
「環境塾」を通して北陸の気候に沿った自社仕様を確立していくこと、環境設計に対する社内手法の策定、断熱と空調の実践事例を踏まえながら、現状と今後の課題を整理して共有した発表。
どの発表も「学びを実務へどうつなげるか」が伝わる内容でした。
6. M's構造設計 高中
私自身は、RhinoとGrasshopperを住宅設計にどう活かせるか、またその一例として壁量算定ツールの試作について発表しました。
まだ完成形ではありませんが、意匠設計と構造検討をより連動させながら、設計初期の検討を深めていける可能性を感じています。
「環境塾」を通して改めて感じたのは、デザイン性・省エネ性・耐震性は別々に考えるものではなく、それぞれを十分な性能を担保しつつ、全体の質として考えていくことが大切だということです。
これまでの「環境塾」で、前先生と各先生方のディスカッションや講評にはいろんな視点や考え方を与えて頂きましたし、講師としてお話頂けましたRaphael設計の神長様(今回の発表のご講評もありがとうございました!)、ADLの重村様、森林文化アカデミーの辻先生、新建新聞社の三浦様、大菅様、住まい環境プランニングの古川様、山本亜耕設計事務所の山本亜耕様、エコワークスの小山様、夢建築工房の岸野様と、YKKAP様、福井コンピュータアーキテクト様をはじめご協力頂きました各メーカーの方々にも大変感謝を申し上げます。
M’s構造設計 高中











































